人事部 Hさん
2007年度入社(能力開発)
入社後、機工事業部に13年所属し、溶射材料開発や損傷状態調査、ISO事務局を担当。2度の産休・育休を取得後、現在は人事部に所属。社内外教育のサポート業務でカリキュラム計画やMQC改善活動に携わり、この座談会後から3度目の産休・育休を予定している。
エンジニアリング事業部 Jさん
2019年度入社(機械設計)
入社以来、エンジニアリング事業部に所属し、モノづくり現場で機械設計を担当。主業務となる自動車関連の設備設計では、CADソフトを使用して、設備の3Dモデリングや2D図面作図などを行い、大規模なプロジェクトにも参加している。
千葉事業部 Kさん
2023年度入社(総務・労務)
千葉事業部に所属し、総務や労務関連業務を担当。広報関係では、事業部や社内外のイベントなどのPRを担当し、社内報通信員として会社の広報活動に携わる。 また、新しい人材を探すために求人広告の作成や学校訪問、採用面接なども行う。
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総務部 Lさん
2018年度入社(総務)
入社以来、総務部に所属し、広報業務をメインに秘書業務補助やイベント、展示会、社外取材など総務全般の仕事を幅広く担当している。 広報業務では、社内報、ホームページ、SNS、広告、イベントなど、社内外向けのPR活動にも携わる。
三島光産では、社員が出産や育児などを理由に離職することなく働き続けられるよう、次世代育成支援や子育てと仕事の両立に向けた就業環境の整備、啓発活動を積極的に行っています。
今回、新人の女性社員2人と、仕事と家庭を両立中のママ社員1人に、仕事への思いや職場環境・家庭との両立、将来のキャリアについて話していただきました。皆さんの経験が、キャリア構築における参考になることを願っています。
司会Lさん
私は就活中、人事担当や社員の方が皆さんあたたかく、一体感のある雰囲気だと感じました。また、当時育休制度を利用して職場復帰し、活躍している女性社員の話を聞いて、「子育てしながらも安心して働ける会社だ」と感じ、入社を決めた理由の一つです。
皆さんが、モノづくり企業である三島光産を選んだ理由と今だから言えるミシマの魅力を教えてください。
Hさん
私は、三島光産が、希望条件である福岡県内に本社を構え、さらに事業内容が多岐にわたっていて、多様な挑戦ができる環境だと感じ、入社を決めました。
入社してから15年以上が経ちますが、会社の働きやすさの進化・スピードに驚いています。今後の進化に期待できる会社だと感じますね。
Jさん
私はモノづくりに興味があったのですが、地元企業であること、当社が自動車製造ラインの仕事をしていると知り、入社したいと思いました。実際に入社して感じることは、若手からでも力をつければ大きなプロジェクトに携わることができる会社です。
Kさん
当初は製造業を志望していませんでしたが、人事担当者からの熱いオファー(笑)があり三島光産を知りました。いくつかの会社から内定を頂いていましたが、多くの応募者の1人ではなく、個人として接してくださる社員のみなさんの対応の温かさに感銘を受け、入社を決めました。
平均年齢が高い会社ですが、その分若い社員の活気やアイデアなど新しい風が重宝される会社だと思います。また、男性の多い職場ですが私たちのように女性がいきいきと働くことができる会社でもあります。
司会Lさん
私も、入社してから5年以上が経ちますが、男女関係なく、頑張る人には若手のうちからたくさんのことに挑戦させてもらえる会社だと感じています。
司会Lさん
皆さんは、職場も仕事内容も全く違いますが、働く中でどんな時にやりがいを感じますか?
Hさん
私は前職場の機工事業部在籍中は、新材料開発やお客様の元で使用された製品の損傷状態の調査を行っていました。お客様に満足していただけるような新仕様を提案し、それが採用されたときは本当に嬉しかったです。
Jさん
私は機械設計を担当していますが、初めて自分で設計し、組み立てて、実物として出来上がった時、とても嬉しかったです。
入社して3年目には、大きなプロジェクトに関わり、事業部内の工場で設備の自動確認を終えて、お客様に設備を納品したときは感動しました。とても嬉しく、モノづくりの仕事にしか味わえない醍醐味だと感じました。
Kさん
私は事業部の業務課で仕事をしています。その中で多くの社内外の方と関われることが醍醐味だと思います。自分が採用で携わった人が無事に入社し、現場で活躍している姿を見届けた時には、やりがいを感じました。
また、MQC全社大会で、事前準備から当日の運営まで、長期にわたり準備した企画が無事に成功を迎えた瞬間は、本当に嬉しかったです。当日は入社1年目でしたが、司会アシスタント・タイムキーパーという大役も任されていたため、より達成感がありましたね。
MQC全社大会とは?
MQCとは、Management Quality Controlの頭文字。各職場で数人のグループを作り、品質・コスト・生産性などに関する改善を自発的に行う活動で、三島光産では活動の取り組みや成果発表の場としてMQC全社大会を開催しています。
第96回MQC活動発表全社大会を開催しました。
司会Lさん
Hさんは、前職の機工事業部と現在所属の人事部とで仕事がかなり違うと思いますが、どんな風に感じていますか?
Hさん
人事部に配置転換してからは、社内報で、モノづくり現場で実施されたMQC活動・改善提案の好事例紹介ページを作成しています。前職場のモノづくり現場の経験があるため、活動の苦労や達成した喜びを共感できることが私の強みです。
活動内容はモノづくり現場ならではの表現があり、未経験者には理解しづらい内容も多いですが、私の経験・強みを活かして「誰でも理解できるページづくり」を目指しています。社内報発行後「分かりやすかったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しく思います。
他には、2022年から通信講座のWEB申込サイトの運用への切り換えを担当しました。それまでの紙運用では全社員への周知に時間がかかっていましたが、WEB申込サイトの運用で、より早く・誰でも・いつでも情報入手が可能になりました。まだまだ、改善すべきことはありますが、この仕事で新たな一歩を踏み出すことができました。
司会Lさん
私は広報の仕事で、社内の多くの人と関わりを持つことが出来ること、また、自分が携わった社内報やラッピングバスや駅の看板などが完成した時は大変嬉しく思います。
また、当社のキャラクター光亀(こうき)くんは、入社した年にプロジェクトに参加し、製作したキャラクターで、共に成長したような存在です。光亀くんの認知度が上がったと感じる時は嬉しく、仕事をしていてよかったと、やりがいを感じています。 「光亀くん」とは? 当社のマスコットキャラクター「光亀くん」は、当社が社会に貢献していくために、未来の光を掴み、良い社会づくりのお手伝いをしてくれます。これから、私達従業員の皆さんと共にコツコツと誠実に前進していきます。
司会Lさん
先日、近隣企業の女性が集まり交流する場に参加するなど、多くの企業で「女性活躍推進」や女性の働く環境整備に取り組む企業が増えてきました。ですが製造業では、まだ女性職場が少ないのが現状です。
働くうえで、女性であることのメリットやデメリットを感じたことはありますか?
女性活躍推進とは?
女性が活躍できる場を充実させ、仕事と生活が両立できる体制づくりを企業に求めた法律です。三島光産ではこの法に基づき女性活躍職場の更なる拡大と創設に取り組みます。
女性活躍推進法
Hさん
入社したころは、製造業のお客様の工場に行った際、女性トイレが見当たらず、困った経験があります。お客様の工場でも女性が少なく、女性トイレがあったとしても、男性社員がトイレの場所を知らないこともありました。しかし、最近では、多くの企業で女性の受入環境が整うなど、「女性活躍推進」が急速に進んでいます。時代の変化を感じますね。
Jさん
私の職場も女性が少ないので、男性の皆さんが必要以上に気にかけてくれます。有難いです。
Kさん
私の職場も男性が多い職場です。業務で現場や男性寮、男性更衣室で仕事をしなければならないときは、少し気を遣うこともあります。
しかし、今まで若い女性社員の受け入れがあまりなかったせいか、入社してすぐに名前を憶えてもらえました。受け入れる側も慣れていないため、いろいろな面で気を使ってくれているようです。
司会Lさん
Hさんは3人目のご出産を控え、もうすぐ3回目の休暇をとられる予定です。働きながら子育てする女性として会社との関わりや仕事をする中で不安などありますか?
次世代育成支援対策
三島光産では、従業員が仕事と子育てを両立させることができる働きやすい環境を目指し、次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画を作成して取り組んでいます。
次世代育成支援対策
Hさん
もうすぐ、3度目の産休・育休を控えています。復帰後は育休前と同様に働きたい気持ちはあるのですが、育休後に保育園に入園できるか、3人目の子育てとの両立は大丈夫かなど不透明なことが多いことが不安です。
子育て支援制度
三島光産には、子育てを応援し働く社員をサポートするためのさまざまな子育て支援制度があります。
子育て支援制度
また、産休・育休の間、私の業務を職場の誰かが負担することを考えると、大変申し訳なく思ってしまいます。いろんな面で、今は不安がいっぱいですね。
Jさん
想像していても現実は全く違いますよね。
今の仕事へ復帰後は、お子さんとの時間は十分とれていますか?
Hさん
私の場合は、1人目での仕事復帰では時間短縮勤務制度を利用しませんでしたが、 2人目の際は約1時間の時短勤務で復帰して勤務しました。
その後、人事部に異動になってからは通勤距離・時間が長くなったため、育児・仕事の両立が難しくなり上司へ相談しました。解決策として、テレワーク中心での仕事を許可していただき、そのおかげで両立ができるようになり、子供との時間もとれています。
司会Lさん
子育て支援制度を利用した先輩として、後輩に伝えることはありますか?
Hさん
復帰してもいろんな面で、周囲の協力のおかげで仕事と子育ての両立が実現してます。どんな仕事もそうですが、負荷を最小限にするために、だれでも仕事がすぐにできるような体制づくりを日頃から心がけて欲しいと思います。
司会Lさん
一方、当社でも育休を取る男性社員の方も増えました。男性の育児休暇取得によって会社や職場の雰囲気は変わりましたか?
Hさん
数年前に比べ、当社の男性社員の育休取得率が上がったことはとても喜ばしいことです。しかし、出産後の育休だけでなく男性も子育てに参加しやすくなるよう、業務を効率化するなど時間にゆとりができる体制を構築することが必要だと思います。
そして、男性社員がもっと育児に参加できるようにすることが、企業としての今後の課題だと感じます。
司会Lさん
Kさんはまだ入社したばかりですが、男性の育児休暇やこんな制度が欲しいと感じることはありますか?
Kさん
どんなに会社が男性の育休を推奨していても、現場ではまだまだ取得するには課題が多いようです。
残された社員の負担が増えることのないよう、全員が納得する形での休暇取得可能な環境になってほしいですね。産休・育休だけでなく、生理休暇の周知やテレワークの推奨などもしてほしいと思います。
司会Lさん
私は育休を取得した男性社員を取材しましたが、皆が口を揃えて「取得して良かった」という感想をいただきました。
ぜひ全ての職場で、この制度を利用しやすい環境・体制づくりを進めて欲しいと思います。今後、女性が働きやすい社会にするには、家庭でも職場でもいろんな面で男性の協力が必要ですね。
司会Lさん
最後に、今後のご自身の夢や目標、皆さんが未来に描くオン・オフのご自分の姿を教えていただけますか?
Jさん
会社の中では、後輩に対して的確な指示が出せるような先輩に早くなりたいと思っています。そのために、もっと様々な経験を重ね、知識や技術を蓄えていきたいと思います。
プライベートでは、日本のいろんな地域へ旅行し、知らない土地の歴史や食文化に触れたいと思います。
Kさん
まだ入社したばかりですが、少しでも早く1人で仕事を任されるようになり、周りから頼られる人材になりたいです。今回の座談会開催の話を聞いた時から、自分自身の将来について考えるようになりました。
結婚や出産を経たとしてもバリバリ働くカッコいいママになれるよう、とにかく今は目の前の仕事を覚えてこなしていければと思います。
Hさん
今から産休に入りますが、復帰後は人事部で社員の働きやすさが少しでも改善できるような仕事をしたいと思っています。また、事業部出身者として、事業部と本社の橋渡しができる人材になりたいです。
プライベートでは、家族の会話時間を大切にし、子供たちが大きくなってからも、帰ってきたくなるような家庭環境づくりを目指したいと思います。
司会Lさん
私は、今後はさらに社の認知度アップに貢献できるよう社内外の広報強化や、時代に合った広報活動にチャレンジしていきたいと思っています。プライベートでは、仕事を含め様々な角度から、自分の将来について考えていきたいと思います。
今回は、子育てを経験される先輩お二人にお話を聞くことができ、私を含めJさんKさんにとって大変参考になりました。今後もいきいきと楽しく輝いて働き続けるために、女性社員同士のコミュニティを広げて情報交換をし、三島光産の女性のワークライフバランスをより良いものにしていきたいと思います。ありがとうございました。