ソリューション
電鋳施工事例大面積モールド
機能性フィルムなどのφ450mm以上のRoll to Roll実用化に向けた大面積モールドの製作を検討致します。
短期間で安価、転写性に優れた大面積モールド
機械加工やレーザー加工での大面積モールド製作は、工期が長く、非常に高い製作コストという課題に加え、製品のカエリや段差など、転写性においても懸念があります。当社の電鋳技術では、樹脂マスターから電気めっきすることで、大面積モールド製作を短期間で安価にご提供いたします。
電鋳で製作した大面積モールドは、ナノオーダーのパターンでも寸法精度が高く、転写性に優れた転写金型になります。また、これまで培った電鋳技術や電流密度解析技術により、析出するめっき速度をコントロールすることで、大面積モールドの電鋳の厚みを、均一になるように取り組んでいます。開発パターンの大面積モールドを試作したいお客様も、安価に大面積モールドを製作いたしますので、ご相談下さい。
Section01
電鋳による大面積モールド製作
当社の「大面積モールド」
導電処理した樹脂マスターから1,000mm以上の大面積モールドの電鋳製作が可能
レーザー加工やナノインプリント技術で製作した微細加工は20mm x 20mmといった比較的小面積からのモールドが一般的ですが、生産性向上・量産化するためには、大面積モールドが必要です。
しかし、例えば1,000mサイズの大面積モールドをレーザー加工で製作した場合だと、工期は半年以上、価格は1千万円以上になり、現実的ではありません。
そこで当社では、スルファミン酸ニッケル浴の電気めっき設備を活用し、導電処理した樹脂マスターから1,000mm以上の電鋳による大面積モールド製作が可能になりました。
ニッケル電鋳による大面積モールド製作工程
※材質・形状により導電処理の日数が変わります。
※枚数、厚み、サイズによって納期は変わります。
厚み(mm) | 製作工期(日) |
---|---|
0.15 | 7 |
0.30 | 14 |
0.50 | 20 |
1.00 | 30 |
大面積モ-ルド(厚み0.2mm)の製作コスト
大面積モールド 製作サイズ
めっき種類 | 施工範囲(mm) | 数量(槽) |
---|---|---|
ニッケル | 2,800W×1,200L | 3 |
Φ800×3,000L | 2 | |
コバルトニッケル | 2,800W×1,200L | 1 |
銅 | 2,600W×1,200L | 1 |
クロム | 3,000W×1,200L | 1 |
※上記以外のサイズにつきましては、お問い合わせフォームまたはお電話でお問い合わせください。
大面積モールド 施工事例
Section02
大面積モールドのめっき設備 設計・製作
大型めっき設備によるめっき施工で、連続生産も可能に!
当社は、ニッケルめっき、コバルトニッケルめっき、銅めっきなどの大型めっき設備を保有しています。
この設備で製作した大面積モールドの厚み実績は、0.15~0.3mm。
大面積モールド0.15~0.2mmをレーザー溶接で円筒状につなぎ合わせることで、ロールへ取り付けることができ、連続生産が可能です。
大型めっき設備
電鋳技術を活かした施工をはじめてから、50年以上。
多くの実績から、剥離やピンホールの品質不良対策などの豊富な知見をもとに、お客さまの作業性・品質を考慮した設備を検討します。
3mサイズの大型電気めっき設備を海外のお客さまにも納入した実績があり、技術指導を行っています。
回転めっき試験設備
円筒状の製品へのめっき施工を可能にする「回転めっき設備」など、お客さまのご要望に応じためっき設備を検討致します。
Section03
その他電鋳製品
試作品
(ニッケル電鋳微細転写金型)
高アスペクト比のマイクロパターンなどの微細形状金型を、転写性に優れたニッケル電鋳で製作します。機械加工では、困難な微細転写金型のマスター(母材)からの量産化を目指しており、コスト削減に貢献できるように取り組んでいます。
ニッケルスリーブ、電鋳箔パイプ
電鋳技術で厚み0.3mmtの表面に継ぎ目がない大サイズのニッケルスリーブの製作が可能です。他にもニッケルよりも約3倍耐摩耗性に優れたコバルトニッケルの電鋳箔の製作も検討いたします。
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