平和自動車工業株式会社 行橋工場が竣工
投稿日:2015年09月16日
行政、地域企業の方々へ新工場を竣工披露
昨年11月に地鎮祭を行い12月に着工した三島グループである平和自動車工業株式会社の行橋工場が完成し、9月16日(水)に竣工式を迎えました。
竣工式には、行橋市の田中市長、宇戸市議会議長をはじめ、福岡県商工部の今村部長ほか多くの行政関係の方々、稲童工業団地の企業や地域の方々、三島光産から三島社長および幹部の方々が出席されました。式は須佐神社の神職による神事に始まり、テープカット、起動式、工場概要説明の後、祝賀会が滞りなく行われました。
祝賀会では、まず建築主挨拶として平和自動車工業株式会社花房社長から無事故無災害での工事完了と塗装工法や基本設計でご尽力頂いた方々に対して謝辞を述べられ、トヨタ自動車の名番頭と言われた石田退三氏の座右の銘を引用し「『自分たちの城は自分たちで守り抜く』気概を以って業界No.1の工場を目指し、地域社会の活性化に貢献する。」と決意を述べられました。
続いて、ご来賓祝辞では田中行橋市長から行橋工場に対する期待と激励のお言葉を頂戴しました。
また、三島グループを代表して三島社長から「グリーンアジア国際戦略総合特区」の法人指定のお礼を述べられると共に「この地(三島光産行橋)を三島グループの自動車部品製造拠点と位置付け『成形、塗装、組付け、梱包』の一貫体制構築を目指し、行政、地域との連携を強化し地域になくてはならない会社にしたい。」とのご挨拶を頂きました。その後、鏡開きに続き、乾杯、懇談の時間となりました。
ロボットによる自動塗装 2ラインで最新鋭の行橋工場
当行橋工場は、ドアハンドルなどの小物部品から軽自動車用バンパーまで大小様々な自動車用樹脂製部品を製造する工場であり、ロボットによる自動塗装ラインを2ライン備えた最新鋭の工場です。
工場の延べ床面積は、約4.100平方メートルで事務所および厚生施設のみ2階に配置し、「シンプルなモノの流れ」をコンセプトに、生産スペースを1階に集約しました。
塗装ラインは、ドアハンドルや軽自動車用ラジエーターグリルなどの比較的小さな製品向けの『小物ライン』と、軽自動車用バンパーやスポイラーなど比較的大きな製品向けの『中物ライン』の2ラインを設けました。小物ラインは、回転テーブルの上にワークをセットし、回転させながら塗装ロボットで塗料を吹き付ける『スピンドル塗装』を採用しました。中物ラインは、ワークに対し常に上から吹付けるという業界では画期的な工法を採用しました。
また塗装エリアは、人が介在することで発生する塵埃を防止するため、人が立入らずに済む工夫を各所に折込み、不良原因を極力抑える環境づくりにも考慮しています。これらの工法や工夫により、品質はもちろん、生産性や生産コストにおいても飛躍的な向上となり、競争力強化に繋がることが期待されます。
『グリーンアジア国際戦略総合特区』の認定工場に!
当工場は自動車の燃費向上に寄与することが認められ「グリーンアジア国際戦略総合特区」の法人指定を受けました。今年1月22日に認定書の交付式が行われ、小川福岡県知事から「中小企業が認定を受けるのは極めて稀であり意義は大きい。」との評価を頂きました。今後は全社員一丸となって認定工場にふさわしい工場づくりを目指し頑張っていきたいと思っています。
オール平和で業界No.1の工場を目指す!
現在は12月からの量産開始に向け、操作習熟、ティーチングなどを行っており、新工場のスローガンである「業界No.1の工場を目指そう!」を実現すべく、気持ちを新たにオール平和で取り組んでいます。
今回、三島光産の敷地内に、この行橋工場が加わり、自動車部品製造の一大拠点 として三島グループ発展の一翼を担えるよう努力、邁進する所存です。