三島光産株式会社
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社長就任挨拶

投稿日:2016年03月01日

社長就任挨拶

代表取締役社長 三島 秀夫

 この度、2月29日をもちまして4代目の社長を拝命した三島秀夫です。

 三島光産は今年で100周年を迎えます。これまで弊社を支えて下さったお客様、金融や仕入れ先などお取引先、血のにじむような努力で襷たすきをつないでくださった諸先輩方、社員の方々に厚く感謝申し上げます。このような節目の年となる大切な時期に、社長という大役を仰せつかり、改めて身の引き締まる思いです。

 三島光産、グループ企業は勿論のこと、労働組合、協力会社、そしてお客様、地域社会など全ての関係者へのご理解とご協力を頂きながら、誠心誠意、職責を務めていく所存です。

 三島光産は、第4の創業期ともいうべき、大切な時期にあります。第1の創業は、創業者が旭硝子の牧山工場にて、人材派遣業から事業を興し、お客様の嫌がること、困りごとを進んで誠実に解決していったことから信頼を得ることができ、八幡製鐵所ともご縁を頂いて会社の基盤ができました。第2の創業は、関東進出、また、1950年代から事業の多角化を実施し、メッキを使った連続鋳造の事業や、エンジニアリング事業を育てたことです。第3の創業は、自動車、半導体関連事業への進出です。どの事業にしても、先輩方の血と汗と涙と油の苦労がしみ込んでおります。この苦労の精神的バックボーンというのは、誠実(お客様に常に誠実に対応してきた)、技術(受動的でなく能動的に技術を育ててきた)、人を大事に(労使一体となり取り組む)という3つに集約されると思います。私たちは、多くの先輩方が築いてくださった企業文化や歴史を引き継ぎ、新しい価値を加えて後世に引き継いでいかなければなりません。まずはこのことを皆様と共有させて頂きたいと思います。

 経営の大前提として、私は安全とコンプライアンスをあげたいと思います。

 安全については、災害を発生させますと、お客様、地域の方々へご迷惑をかけるのは勿論、何より自分たちの仲間に怪我をさせたくありません。家族の方へも申し訳ございませんし、前向きな仕事どころではございません。事後の100策より事前の1策。実現するために日ごろの挨拶、2S(整理・整頓)を基本に、協力企業を含めた対話を充実させてリスクを顕在化させること、身になる教育を実施し、ルールを守る文化を築いてまいりましょう。

 コンプライアンスについても、求められる領域が安全、環境、保安防災、品質、情報漏洩、不正会計、各種ハラスメントなど増えており、どれも火を噴くと大きな問題に発展する内容です。基本的に大事なことは、安全と同じです。一人一人が当事者意識を持ってルールを守ることと、上司、部下との闊達な意思疎通を充実させて発生源から絶っていきましょう。

 経済はグローバル化する一方で、今年に入り、ファンドを中心とする市場の不合理な動き、中東をはじめとする根強い宗教対立、生産能力に大きな余剰を抱える中国の動向、原油価格下落、先進国の大統領選挙など不透明要素が大変多くあり、国内には閉塞感も漂っております。これからの時代は、如何に早く変化に気づき、対応し、変化を起こしていくことが大事だと考えています。自分たちの強みを一歩一歩確実に毎日伸ばしていくと同時に、技術開発に挑戦し続け、提案することによりお客様との信頼をさらに深めて参りたいと考えております。この考えの下、当面取り組むべき課題について、3点述べたいと思います。

 ①製造実力を圧倒的に高める

 高い現場力は弊社の強みです。ただ、新興国を含む競合他社もレベルアップを続けており、技能伝承を継続しながら、さらに高みを目指さなければなりません。安定操業が前提であり、まずは品質問題を起こさず、改善できる足固めを作ります。次に付加価値を生まない段替えや測定といった付随作業や、運搬といった付帯作業、設備停止、在庫、歩留まり、修正といった使わなくてよかったかもしれない〝もったいない費用〟を徹底的に改善し、無駄な脂肪の少ない筋肉質な職場を目指していきます。

 ②技術力を高め、提案し、期待を超える

 弊社のとがった技術力についても、さらに磨いていくことが必要です。情報化が進み、世の中がかつてないスピードで大きく変わる現在、既成概念にとらわれず、常に技術を追求する企業でありたいと思っています。自前主義だけにこだわらず、大学、企業との連携もオープンに強化して、お客様が求めるもの以上の提案をしていきたいと思います。計画(Plan)、実行(Do)、確認(Check)、改善(Action)のPDCAサイクルを年々行い、螺旋状に成長して、高い次元に進んでいくことが必要です。

 ③チーム三島となる

 右肩上がりの時代から、量が出ない時代に変わっております。会社のパフォーマンスをさらに上げるには、部分最適だけでなく、全体最適の意識も必要になります。全体最適のために、組織部門の垣根を越えた活動、課題に呼応して連動する組織活動を実施していきたいと考えています。自分の所属する組織だけでなく、関係会社含めた三島グループをチームとして捉え、お互いにカバーリングして一体感のある連動した組織を作っていきます。

 3つの取組事項について述べましたが、国内を見ると、やはり量が求められない時代へと確実に変わっております。まずは徹底した〝質〟の追求を行い、脇を固め、次に飛躍する力を蓄えていきたいと考えています。

 最後になりますが、私は、まだまだ若輩者でございます。現場、スタッフの方々、お客様、関係者の方々から信頼されるよう、現地現物を心がけて衆知を集め、議論しながら目標に向かって邁進する所存です。前向きに、素直で謙虚な心で、明日に向かって日々挑戦し続けることが成長であり、私自身も、会社も、成長し続けていき、勝ち残る「チーム三島」にしていきたいと思っています。皆さま方への感謝の気持ちを忘れることなく、これからの夢の100年に向けて焦らず、力まず、皆で力を合わせて一つずつ課題を乗り越え、家族や仲間に誇れる会社を目指して参ります。これまで以上のご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

 100周年の節目の年、夢の100年に向けてのスタートの年を、皆さんと共に実りある年にすることを祈念致しまして就任の挨拶と致します。

 ご安全に!

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