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平成28年度日本塑性加工学会匠賞(若手)受賞

投稿日:2016年05月31日

平成28年度日本塑性加工学会匠賞(若手)受賞

贈賞式 左端:水村上席主幹研究員、右から2番目:有田アシスタントマネジャー

 5月20日、京都市内にある国立京都工芸繊維大学(松ヶ崎キャンパス)にて、「平成28年度日本塑性加工学会第51期定時総会・贈賞式」が開催されました。
 定時総会後、贈賞式では日本塑性加工学会匠賞(若手)として君津設備部テクノサービスグループ有田アシスタントマネジャーが表彰されました。
 表彰理由として、『チューブハイドロフォーミングの金型設計技術の開発』として1998年から新日鐵住金株式会社技術開発本部にて、ハイドロフォーミング金型設計を担当し、革新的なハイドロフォーム金型設計、成形部品の普及に貢献したことです。
 また、ハイドロフォームとは、鋼管内に水圧をかけて膨らませると同時に、鋼管を長さ方向で圧縮する(軸押し)技術で、鋼管を複雑な形状に成型する技術であり、従来では複数の部品を溶接して組み合わせていた部分を「一体成形」できる画期的な成形技術として、世の中の自動車用部材の軽量化に貢献できる技術です。
 現在、有田アシスタントマネジャーは、新日鐵住金にゲストエンジニアとしてハイドロフォームの研究開発を担当している。その中で鉄鋼研究所利用技術研究部に所属し、研究リーダー(水村上席主幹研究員)と長年共に、研究開発の道のりを歩み、ハイドロ成形機の立上げ、成形技術の確立、量産試作品の設計など多岐にわたり、新日鐵住金の技術開発に貢献してきました。ハイドロフォーム金型の製作では当社の金型技術で製作、ハイドロフォーム金型の製作を通じて研究の加速化を推進してきた経緯でもあります。
 また贈賞式では、新日鐵住金の吉江執行役員(前鉄鋼研究所長)、樋渡利用技術研究部長、水村上席主幹研究員他、多数の方々から御祝いの言葉を頂き、今後もハイドロフォーム金型設計の研究支援を通じて、当社とWIN-WIN関係を更に深めていきたいです。

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