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北九州高専に共同研究室開設

投稿日:2020年04月01日

北九州高専に共同研究室開設

校長室にて客員教授称号授与式

4月1日(水)、ミシマ・オーエー・システム(株)(以下、MOAS)は、独立行政法人国立高等専門学校機構北九州工業高等専門学校(以下北九州高専)校内に共同研究室を設立しました。

研究室は、「ミシマ・オーエー・システムCPS(※①)研究室」と称して、MES(※②)・ERP(※③)を活用したCPSの高度化に関する研究を行います。

北九州高専側の研究責任者には、MOASの技術顧問を務める、生産デザイン工学科知的ロボットシステムコースの教授である久池井茂氏が就任しました。MOAS側の研究責任者としては、溝田社長及び落合取締役がそれぞれ就任し、学内での研究に関する業務や支援要求、学生のアルバイト雇用などを円滑に行えるために客員教授の称号が付与されました。

北九州高専の持つAGV(※④)および各種センシング技術(※⑤)とMOASの持つMESやERP、IoT(※⑥)技術の融合により、工場内運搬機能のCPS化と工場のデジタルツイン化に対応する製品の開発を行います。北九州市やFAISとも連携し、若松区ひびきのにある実証ラボ(ロボット導入支援センター)ともリンクします。

今後、北九州市内の中小製造業向けに低コストで提供できる最新のシステムを開発し、ものづくりの街の底上げに寄与していく予定です。

【用語説明】

※①CPS(サイバーフィジカルシステム)実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをIoT等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくシステム

※②MES(製造実行システム)製造工程の状態の把握や管理、作業者への指示や支援などを行うシステム

※③ERP(統合基幹業務システム)製造現場において、人件費・部品・原価を一元管理し、製造工程の見える化・効率化を図るためのシステム

※④AGV(無人搬送ロボット)工場内の不定形なルートを自律走行でき、部品や材料、製品の運搬を行うロボット

※⑤センシング技術センサー(感知器)などを使用してさまざまな情報を計測・数値化する技術の総称温度や音量、明るさ、衝撃の強さなどの要素を定量的データとして収集し、応用する技術

※⑥IoT(モノのインターネット)従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器・加工機・電子機器など)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組み

北九州高専に共同研究室開設

久池井茂教授と共に看板を設置し、いよいよ共同研究が始動

北九州高専に共同研究室開設

研究室前にて

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