【安全】安全と効率を高めた整備改善
投稿日:2021年10月01日
活動の背景と目的
工場内のベルトコンベア整備では、設備の設置場所が高所かつ作業スペースが限られているため、足場の組立やワイヤーロープの設置、部品の脱着に多くの時間を要していました。また、高所での作業やはしごの使用を伴う工程があり、作業者の安全確保も大きな課題となっていました。加えて、設備故障時には短期間での対応が求められるため、整備作業の迅速化も必要でした。そこで、設備構造や作業方法を見直し、安全性の向上と整備時間の短縮を同時に実現することを目的に改善活動へ取り組みました。
主な取り組み
- コンベア周辺への常設作業床設置による足場作業廃止
- 梁部へのレール・トロリー設置による吊り作業簡素化
- 作業環境に適した専用工具選定によるローラー脱着改善
- 減速機位置調整用ボルト追加による据付作業容易化
成果
- 高所での足場組立作業が不要となった作業環境
- はしご使用工程が解消された安全性の高い作業体制
- ローラー脱着作業の負担が軽減された整備環境
- 設備調整作業のばらつきが抑制された作業品質
今後の展望
今回の取り組みで得られた設備改良手法や作業改善の考え方を、同様の搬送設備を対象とした保全活動へ展開していきます。
また、作成した標準書や教育内容を活用し、誰もが同じ品質で作業できる環境づくりを進めます。
さらに、現場に潜在する危険作業や非効率な工程を継続的に洗い出し、本質的な安全確保と作業負荷低減を両立する改善活動へつなげていきます。
編集後記
今回の事例で印象的だったのは、単に作業時間を短縮するのではなく、「危険な作業そのものをなくす」という発想から改善が進められている点です。
特に、常設作業床やレール機構の導入は、作業者の経験や技能に頼らず安全性を確保できる仕組みづくりにつながっています。
また、工具や調整機構の見直しなど、現場で日常的に発生する小さな負担にも着目しており、継続的な改善の積み重ねが大きな成果を生み出す好事例として、多くの職場の参考になる内容だと感じました。