第98回 MQC活動発表全社大会
投稿日:2024年06月14日
本社会場の様子
6月14日(金)、第98回MQC活動発表全社大会が開催されました。
今回も昨年同様「ハイブリッド形式」で、本社会場と各事業部をWEBで接続しての開催となりました。会場の臨場感をWEBで配信し、さらに質疑応答時には、会場と配信先の両方からの質問を受け付け、進行しました。
また今回は、スペシャルゲストとして、発表者の出身校のお二人の先生にも聴講いただき、発表者の成長をご覧いただきました。
本大会では、2023年の優秀な活動事例6件(品質1件・コスト2件・生産性3件)が発表されました。どのグループも素晴らしい活動で、事業課題克服に向け、着実に効果を出しています。
三島社長挨拶要旨
本日は、大変多くの皆様にお集まりいただき、ありがとうございます。社員の皆様については、日頃よりMQC活動や改善活動に力を尽くしていただき、大変心強く、また深く感謝しています。
【100年に1度の大変革期】
会社の概況については、半導体不足も収まり、昨年のGW明けにコロナも5類となり期待していましたが、いまだ多くの事業部で6〜7割生産となっているのが実状です。2022年のロシアとウクライナの戦争に端を発し、昨年の秋には中東で紛争が起きています。国内では少子高齢化、インフレも進み、カーボンニュートラルに代表される100年に1度の大変革期を迎えています。
我々としては、歩みを止めることなく、「2025年にありたい姿」を目指してスクラムを組んで乗り越えていきたいと思っています。大事なのはコミュニケーションです。「バッドニュース・ファースト」を合言葉に、皆様とともに力を合わせていきたいと思っています。
【MQC活動で大事なことは、自己啓発、チーム力、標準化】
さて、MQC活動は、今年で58年目、大会数としては98回目を迎えました。昨年の完結件数は262件、成果金額も1億円を超えています。コスト、安全、品質、技能伝承と多岐にわたる分野で成果をあげ、当社操業の原動力となっています。
MQC活動を進めていくにあたって、大事なことは、自己啓発、チーム力、標準化の3つです。
MQC活動というのは目的ではなく、人を育て、職場を活性化し、会社に活力を与える手段だと思います。忙しい中でも、それらを乗り越えて挑戦していただきたいと思っています。
私たちは、MQC活動を通して、2025年にありたい姿「いつでも・どこでも・一番に選ばれ続ける『チーム三島』」を目指しています。変化に気づき、対応し、変化を起こしていく、世の中に利益を与える会社を目指したいと思います。
【現場実力を高め、より良い職場へ】
当社のお客様は、国内生産の品種に関しては、付加価値の高い製品、日本でしか作れない製品に挑戦しています。そのため私たちには、安全、環境、保安防災、品質、納期などを含めた現場実力を圧倒的に高めていくことが求められています。
本日の発表から、参考になる事例を一つでも現場に持ち帰っていただき、自らの力で磨いてよりよい職場にしていただきたいと思います。そして、仲間や家族に自慢できる会社、老若男女問わず働ける素晴らしい職場を、皆様ととともに作っていきたいと思っています。
これから全社100グループ1,367人の代表として、6つのチームが発表されます。どれも素晴らしい改善で、お客様からも大変高い評価をいただいている案件ばかりです。発表される皆様は、これまで行ってきた努力、成果に自信をもって、堂々と発表をしていただきたいと思います。聴講されている皆様には、一つでも持ち帰って、チームで改善を行い、MQC活動に積極的に取り組んでいただきたいと思います。