工程集約による生産性向上
投稿日:2026年07月13日
活動の背景と目的
付随作業と歩行過多により効率低下のため工程統合を推進
2021年は工場経費の約60%を占める労務費が大きな課題でした。また、成形とマスキング工程が分断され、付随作業や歩行、一時保管によるムダが多く生産性低下を招いていました。
そこで工程の集約とムダ削減により労務費を低減し、省人化と生産性向上を図り、利益体質への改善を目的として本活動を推進しました。
主な取り組み
- 成形とマスキング作業の集約配置による人員配置と工程運用の見直し
- 動線整理と作業位置再配置による歩行工程および移動負荷の削減
- 出荷箱とラベル仕様の統一による仕分け作業と準備負担の軽減
- シューター設置による製品搬送方法の簡素化と受渡し作業の効率化
成果
- 要員削減を実現し少人数でも安定して生産できる工程体制の確立強化
- 総作業時間の短縮により工程全体の処理効率と流れを改善
- 付随作業の削減により本来作業へ集中できる生産環境の改善
今後の展望
今回の改善で得られた工程集約の考え方を、前後工程を含めた生産ライン全体へ広げ、レイアウトと人員配置を一体で見直す取り組みへつなげていく方針です。
繁忙時でも少人数で安定稼働できる体制づくりを進めるとともに、標準作業の明確化により、新たな担当者でも早期に立ち上がれる職場づくりを目指します。
編集後記
今回の事例は、特別な設備投資だけに頼らず、現場の動きと付随作業を丁寧に洗い出すことで成果につなげた点がポイントです。
工程集約、歩行削減、搬送簡素化といった一つひとつの改善が重なり、全体として大きな効果を生んだ好事例。日々の作業を見直す視点の大切さを示した改善事例です。